堀江貴文著「我が闘争」読了しました。

我が闘争」(堀江貴文)を読んだ感想を書いていく。

我が闘争

我が闘争

ホリエモンこと堀江貴文さんの自叙伝的作品。

イメージを覆す内容


ホリエモンといえば「自信家」、「拝金主義者」といったイメージが先行してしまう。しかし、この本からはどちらかというと「パソコンやIT分野のことが大好きな少年」というような印象を受けた。また、ライブドア事件実刑判決が確定し、収監された時期に書かれたものとのことで、ホリエモンらしくない「弱気」な文章表現が所々に感じられる。


幼少時代から話は始まり、とくにオン・ザ・エッヂの黎明期の話が面白い。急成長する企業というのはすべからく「寝食を忘れて」仕事をしているのだろうなと改めて思った。(ホリエモン自身は睡眠時間を削ることには否定的のようである。)


スタートアップを目指す人には、ぜひ読んでもらいたい。ライブドアが上場するまでの話は、痛みを伴いながら成長する企業の経営者の心境がリアルに書かれていて、経営の華やかな部分と難しい部分を理解することができた。(ヒトラーの著書も「我が闘争」というものがあってそれがなんとも皮肉である。)


そして、あれだけ世間を騒がせたホリエモンでも、まだまだ上には上がいたというのが印象的だった。とくに「孫正義」と「三木谷浩史」の二人はプロ野球参入の話のなかでも「IT界の巨人」なのだなという印象を受けた。

また、ニッポン放送買収の話はテレビ業界の巨人(ニッポン放送)に立ち向かう小さなIT企業(ライブドア)というような対比で読んでいる人を惹きこんでくれる。 ニッポン放送の買収に目をつけたホリエモンはやはり只者ではない人物である。


収監中なので仕方がないが、ライブドア事件については反省しているというより、まだ納得していないというような感じだ。ここについては、読んだ方それぞれの感想が違うだろう。前半があまりにも面白すぎたため、少し読み飛ばした。

最後に。日本のなんともいえない閉塞感は日に日に増すばかりだ。IT業界に限らず、「出る杭は打たれる」のが日本社会の常である。わたしもホリエモンのような出る杭でありながら、打たれ強い人間を目指したいとおもう。(捕まりたい訳ではないが。)



面白いのでぜひ読んでみてください。読んだ方はコメントで感想もお待ちしています。

我が闘争

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